MEDICAL歯周病治療 / 口臭治療
MEDICAL-2歯周病治療
歯周病とは、口腔内の歯周病原性細菌(歯周病を引き起こす細菌)によって引き起こされる感染症です。細菌の攻撃に対する私たちの抵抗力つまりは免疫力が低かったり、細菌の活動性が免疫力より強かったりすると、歯周病は進行して、歯肉や歯槽(しそう)骨(歯の周りで歯を支えている顎の骨)などの歯周組織を破壊していくようになります。
症状は、歯肉炎の段階では、歯肉の赤みや腫脹(しゅちょう)、ブラッシング時の出血、しばしば疼痛(とうつう)などが主なものになります。
歯周炎の症状は、歯肉炎の症状に加えて口臭、排膿(はいのう)、歯の揺れ、歯肉の腫れといった症状が顕著に現れてきます。炎症が重度に進行した場合、歯を支えるだけの歯槽骨が破壊されてなくなり、歯の揺れや排膿、腫れ、疼痛などが激しく、物を噛めなくなったり、抜歯をしなければならなくなったりします。
原因としては、以下のようなものがございます。
局所因子 | 口腔不衛生(歯垢〈しこう:プラーク〉、歯石〈しせき〉)。病原性細菌。咬み合わせの不具合(不適切な修復物、不適切な矯正、歯ぎしり、食いしばり、舌習慣)。歯並び。歯の形態。 |
---|---|
全身因子 | 年齢。人種。体質。免疫学的異常、遺伝的疾患。ホルモン分泌異常。糖尿病。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)。 |
環境因子 | 喫煙。ストレス。定期的な歯の検診。栄養バランス。不規則な生活。社会経済的環境。 |
これらの因子をできるだけ改善していき、免疫力を高めることが歯周病の治療と予防につながることになります。近年、予防という言葉がしきりに使われるようになっていますが、歯周病も予防によってかなり未然に進行を食い止めることができる疾患のひとつです。
歯周病は歯肉炎の段階では、歯の磨き方など口の中の健康管理を積極的にケアすることでよくなります。しかし、ある程度症状が進行している場合は出来るだけ早めに診察を受けることが大切です。
また、歯周病のかかり始めには自覚症状があまりない病気ですので、検査をうけて症状を知ることも大切です。
MEDICAL-3口臭治療
ほっておけない口臭
全国で口臭に関する悩みを持った方が増え続けています。
「私の口のにおいは、大丈夫?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?全国の方の、実に二人に一人が自分の口臭が気になっていると言われています。 電車の中、人と話すとき、自分の口臭を予防する事はエチケットの一つとして定着しています。
不快な口臭は人間関係をも損なう恐れがあり、その不快な口臭の原因となっているのは十人十色です。
口臭の原因は、さまざまです。
ひとくちに口臭といっても、その原因は、実にさまざま。大きく分けると「病的口臭」と「生理的口臭」、そして「精神面に起因する口臭」があります。
病的口臭(口腔内に原因がある口臭、身体の疾患に原因がある口臭)
生理的な口臭
精神的な口臭
お口の疾患が原因の口臭 病的口臭
口腔内に原因がある口臭
歯周病や虫歯などによる出血・ウミなどが原因。
細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となります。
気にしすぎはダメ! 精神的口臭【口臭症】
口臭を気にする方は、必要以上に自分は口臭が強いと思い込んでしまうもの。
その精神的ストレスが原因で、唾液の分泌が減少し、お口の中が乾き、逆に口臭が強くなってしまうことがあります。
あの人ぜったい臭いと思ってるわ…
気にしすぎはダメ!!
健康な状態でも発生する口臭 生理的口臭
唾液の分泌量の低下・不足によって口腔内(主に舌苔)が乾燥し、においが揮発してきます。 起床時 / 緊張時 / 運動時 / 空腹時 特に、このような時に強くなります。
口臭が発生する箇所は、主に、舌苔です
舌苔(ぜったい)とは、文字通り、舌に付着している苔(こけ)のようなもの。
舌の表面や口腔の粘膜から脱落した上皮細胞が堆積したもので、これを細菌が分解することで口臭となります。舌苔は、主に舌表面の後方中央部にたまります。
舌苔から発生している口臭の原因物質はVSC(揮発性硫黄化合物)。
その種類は、以下のようなものがあります。
硫化水素 | 卵の腐った臭い:生理的口臭の原因物質 |
---|---|
メチルメルカプタン | 野菜や魚が腐った臭い:歯周病患者から多く検出 |
ジメチルサルファイド | 青海苔の臭い:これが多い場合は内臓疾患の疑い |
舌に“色”が付いていたら要注意!!
口臭と関わりがある舌苔の色は「白」・「黄」で、厚みがあったら要注意です。 右は、正常な舌の写真です。 以下は、要注意な色がついた舌の写真です。
正常な舌 | うっすら白いのは正常な状態です。舌面にある糸状乳頭の先端が新陳代謝で剥離する直前の色です。 |
---|---|
黄舌 | 感染や発熱により水不足、胃腸機能の乱れ、糸状乳頭の増殖、微生物の着色などが関連し口臭の発生源となります。 |
紅舌 | 一見舌苔がなく良いように思えますが異常です。 |
白舌 | 厚みのある状態で、胃腸系の障害があると、変性細胞の脱落が不活発となり、これに雑菌などが増殖して口臭の発生源となります。 |
舌苔をお掃除して、息さわやかに!!
息をさわやかにするには、舌苔の清掃が不可欠。舌苔をブラッシングする専用の舌ブラシが効果的です。
舌ブラシの使用は1日1回。頻繁に使うと舌を痛めます。
●舌苔は起床時に最もたまっています。朝の歯みがき前に使うのが効果的です。
●舌を前に突き出し、舌苔がたまっている場所をカガミで確認します。
●力を抜き、舌表面をなぞるように手前に引いて清掃します。
●舌から出血したり、痛いと感じるほど強く引いてはいけません。
●4、5回繰り返したら流水でブラシを洗浄します。
●これをブラシに舌苔が付着しなくなるまで繰り返します。
歯周病が原因で口臭が発生する
歯と歯ぐきの間に付いた歯こうや歯石によって、歯周病が起こります。
その結果、臭いを発生させます。
その臭いの物質がメチルメルカプタンです。
お口以外から発生する口臭もあります。
口臭は、主に舌苔から発生すると説明してきましたが、呼気由来の口臭もあり、その原因物質がジメチルサルファイドと考えられています。
【飲食物による一過性の口臭】
ニンニクやお酒などに含まれる臭いの成分が消化吸収され、血液中に移行し、肺のガス交換によって呼気として排出されます。
お口以外から発生する口臭もあります。
口臭は、主に舌苔から発生すると説明してきましたが、呼気由来の口臭もあり、その原因物質がジメチルサルファイドと考えられています。
【飲食物による一過性の口臭】
ニンニクやお酒などに含まれる臭いの成分が消化吸収され、血液中に移行し、肺のガス交換によって呼気として排出されます。
胃疾患と口臭に関する見解
胃炎が起きているときに口臭を感じることは多々ありますが、学術的には胃の臭いが逆流することは否定されています。しかし、実際には臨床家も本人も確かに関連はあると感じています。それは上部消化管の機能が乱れている人は舌苔に(黄舌)現れます。即ち微生物の増殖を表しており、VSC発生になると考えてよいでしょう。経験的にはストレスによる胃炎を解決することができれば口臭は解決されます。
口臭の測定
オーラルクロマ
口臭測定器オーラルクロマで測定すると、口臭成分ガスの種類や濃度の違いにより、原因がある程度わかります。
成分を分析することによって原因を突き止めていくことが重要なのです。
「オーラルクロマ」であなたの口臭を確かめてみましょう。
口臭症の分類と治療必要性
分類 | 定義 | 治療の必要性 |
---|---|---|
1.真性口臭症 | 社会的容認限度を超える明らかな口臭が認められるもの | |
1) 生理的口臭 | 器質的変化、原因疾患がないもの(ニンニク摂取など一過性のものは除く) | TN1:説明及び口腔清掃指導(セルフケア支援) |
2) 病的口臭 (1) 口腔由来の病的口臭 |
口腔内の原疾患、器質的変化機能低下などによる口臭(舌苔、プラークなどを含む) | TN2:専門的清掃(PMTC)、疾患治療(歯周治療など) |
(2) 全身由来の病的口臭 | 耳鼻咽喉系、呼吸器系疾患など | TN3:医科への紹介 |
2.仮性口臭症 | 患者は口臭を訴えるが、社会的容認限度を超える口臭は認められずに、検査結果などの説明(カウンセリング)により訴えの改善が期待できるもの | TN4:カウンセリング(結果の提示と説明)(専門的)指導・教育 |
3.口臭恐怖症 | 真性口臭症、仮性口臭症に対する治療では訴えの改善が期待できないもの | TN5:精神科、心療内科、歯科心身外来などへの紹介 |
口臭治療の費用や所要時間
※口臭治療のご予約は、2~3日前までにお願いいたします。
初診
所要時間 | 約1.5時間 ※初回は口臭測定は行いません |
---|---|
費用 | 7,000円程度 |
診療内容 | ●レントゲン撮影 口腔内診査(保険)、問診票、口臭質問票 ●保険が効かない口腔内診査(舌診、粘膜診査等)、口腔外診査、視診、⇒3,300円 |
受付方法 | 電話のみ、「口臭検査希望」の旨、申し出。(翌日以降からの受付) |
診療時間 | 月 10:00 / 11:30 / 14:30 / 16:00 / 17:30 火 14:30 / 16:00 / 17:30 水 10:00 / 11:30 金 10:00 / 11:30 / 14:30 / 16:00 / 17:30 土 11:30 / 14:30 / 16:00 |
2回目
所要時間 | 約1.5時間 |
---|---|
費用 | 8,800円(12,100円)+治療を行う場合の治療費 |
診療内容 | 官能検査 3,300円 オーラルクロマ 1,100円 (3,300円) 細菌カウンタ 1,100円 (2,200円) 唾液検査 2,200円 BREXI 1,100円 +治療を行う場合の治療費 |
受付方法 | 初診時に予約。 |
診療時間 | 月 10:00 / 11:30 / 14:30 / 16:00 / 17:30 火 14:30 / 16:00 / 17:30 水 10:00 / 11:30 金 10:00 / 11:30 / 14:30 / 16:00 / 17:30 土 11:30 / 14:30 / 16:00 |
※オーラルクロマ初回は3,300円、2回目以降は1,100円
※赤字箇所は2022年1月より変更予定です。
3回目以降
所要時間 | 30分程度 |
---|---|
費用 | 2回目の検査項目のうち必要なものの検査費用+治療費 |
診療時間 | 3回目以降は診療時間内であれば、いつでも可能。 |
CONTACT お問い合わせ
TEL 03-3708-0311
WEB予約
お問い合わせはお気軽にお電話ください
〒158-0097 東京都世田谷区用賀2-39-17
TEL 03-3708-0311
東急田園都市線用賀駅 東口 徒歩0分
受付時間 |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:30~12:30 |
〇 |
〇 |
× |
● |
× |
〇 |
〇 |
14:30~21:00 |
▲ |
〇 |
〇 |
× |
× |
〇 |
▲ |
●水曜日の受付時間は9:30~13:30 / ▲土日午後の受付時間は14:00~17:30
【休診日】木曜・祝日・火曜午前・水曜午後